瀬戸内少年料理団　二十四の御箸

【6話収録】
■第69話「島巡り磯鍋競争! 七包丁人大石老師登場」
　空豆島から味皇のもとに助けを求める手紙が届く。しかしそれは病気で寝込む七包丁最長老・大石老師に代わって陽一に挑もうとする瀬戸内少年料理団の罠であった。敏八の話で少年たちの教育を知った陽一は、彼らを正しい料理の道に戻すべく勝負を受ける。
■第70話「島巡り磯鍋競争! 瀬戸内少年料理団の挑戦」
　瀬戸内の島を巡って材料を集め、鍋を完成させる磯鍋競争。しかし地元の海を知り尽くすユウタたちは素材集めで優位に立っていた上、陽一は鍋と調味料を海に落としてしまう。時間が迫る中、陽一が思いついた工夫とは？（今日の料理／陽一風荒磯鍋）
■第71話「執念のハンバーガー勝負! 懲りない阿部と及川」
　味将軍はついに最後の七包丁・阿部一郎を日本に呼び寄せる。兄に負けまいとする弟の阿部二郎は及川とともに再び陽一に挑戦。日之出食堂の前にハンバーガー弁当の店を開く。その執念と憎しみから生み出された味は、陽一の想像をはるかに上回るものであった。
■第72話「対決ハンバーガー勝負! 最強の七包丁・阿部一郎登場」
　下仲たちも加わって完成させた陽一のハンバーガーは、新たな味皇料理会の復活のしるしとなるものだった。一方、独断での行動が味将軍にばれた阿部・及川は勝負を焦り、数を上げるために手作りから機械に切り替えるのだが……。（今日の料理／ハンバーガー）
■第73話「苦戦ハンバーガー勝負! 足長おじさんからの手紙」
　阿部・及川への勝利も束の間、ついに現れたドクターシェフ・阿部一郎のハンバーガーの恐ろしいまでの美味しさに陽一は打ちのめされてしまう。そんな陽一に立ち直るきっかけを与えてくれたのは、差出人不明の一通の手紙であった。（今日の料理／和風ハンバーガー）
■第74話「日本一のスキヤキ勝負! 思い出の味を探せ」
　味将軍との決戦を前に、味皇は味将軍の正体が実の弟・村田源三郎であることを明かす。２人が袂を分かった理由、それは戦後の食糧難の時代の悲しい思い出であった。食の豊かさを求めた味将軍と食の心を求めた味皇、両者の因縁の決着は陽一へと委ねられる。

製作年度：1989

第69話　脚本：渡辺善則／演出：佐藤育郎／絵コンテ：坂田純一／作画監督：進藤満尾
第70話　脚本：渡辺善則／演出：福本 潔／絵コンテ：やまざきかずお／作画監督：毛利和昭　
第71話　脚本：小金井太郎／演出：西山明樹彦／絵コンテ：うえだひでひと／作画監督：和泉絹子
第72話　脚本：渡辺善則／演出：わたなべしんいち／絵コンテ：難波日登志／作画監督：高田耕一
第73話　脚本：渡辺善則／演出：山口祐司／絵コンテ：山口祐司／作画監督：山本佐和子
第74話　脚本：小金井太郎／演出：中村憲由／絵コンテ：片山一良／作画監督：進藤満尾

原作：寺沢大介（講談社「週刊少年マガジン」）／監督：今川泰宏／キャラクターデザイン：加瀬政広・毛利和昭／料理デザイン：河村佳江／チーフライター：城山 昇／演出チーフ：中村憲由・山口祐司／作画監督チーフ：加瀬政広／音楽：藤田大土／製作：テレビ東京・サンライズ　他

味吉陽一：高山みなみ／味吉法子：横尾まり／山岡みつ子：川浪葉子／山岡しげる：ならはしみき／垂目：龍田直樹／丸井善男：飯塚昭三／堺 一馬：鈴木みえ（現：一龍斎貞友）／コオロギ：神代知衣／小西和也：鈴置洋孝／味将軍：銀河万丈／味皇：藤本 護／ブラボーおじさん：石森達幸　他