私をホンコンに連れてって

【6話収録】
■第53話「蒸し餃子に挑戦！味っ子香港へ行く」
　父の友人・李小亀を味将軍の手から救うため香港へやって来た陽一は、彼の店で一番の腕を持つ少年料理人・劉虎峰と出会う。中華四千年の味の歴史を誇り、陽一の存在を認めようとしない虎峰に陽一は反発。今までにない蒸し餃子を作るという勝負を挑む。
■第54話「蒸し餃子決戦！味っ子対虎峰」
　香港でのさまざまな観光や体験をヒントに、いろいろな具の味を一つにまとめる工夫を考え出した陽一。だが勝負を前にして、五感すべてを満足させるべく作られたという虎峰の語る歴史の重みに、陽一は圧倒されそうになる。（今日の料理／蒸し餃子）
■第55話「ラーメン勝負！驚くべき 中国四千年の歴史」
　餃子勝負に引き分けた虎峰は、今度こそ自分の実力を見せつけようと、陽一たちを最高級の料理人たちが修行する料林寺に連れてきた。虎峰の誇る幻の燕皮麺に改めて中華料理の奥深さを感じる陽一だったが、自らもそれに負けじとラーメン勝負を受けて立つ。
■第56話「決戦ラーメン勝負！白いスープ対黒いスープ」
　燕皮麺に加え、秘伝の黒スープを勝負に用いる虎峰。一方、陽一はイシモチの骨からだしをとった白のスープでラーメンを完成させる。だが、料林寺における虎峰の師範代クワイチャン・カモンは怪しい動きを見せていた。（今日の料理／白スープのラーメン）
■第57話「杏仁どうふ勝負！味将軍七包丁人登場」
　小亀楼の乗っ取りに虎峰を利用しようとしていたカモンは、香港料理界の制覇を企む味将軍七包丁の一人であった。陽一との勝負に勝てば料林寺三十六房総師範の座を与えるとの言葉を大僧正から得たカモンは、美しさを極めた杏仁どうふで陽一を待ち受けるという。
■第58話「杏仁どうふ勝負！料林寺三十六房への道」
　カモンに挑戦するためには、あらゆる料理の真髄が試される料林寺三十六房を通り抜けなければならなかった。陽一が作ろうとしていた器のアイデアを感じとった虎峰は、彫り物の名人・陽子忠に頼み、勝負の場へと連れて来る。（今日の料理／不思議玉杏仁どうふ）

製作年度：1988

第53話　脚本：森保鉄志／演出：西山明樹彦／絵コンテ：うえだひでひと／作画監督：中村旭良
第54話　脚本：月村了衛／演出：新林 実／絵コンテ：新林 実・山口祐司／作画監督：和泉絹子
第55話　脚本：亜槍文代／演出：福本 潔／絵コンテ：片山一良／作画監督：毛利和昭
第56話　脚本：亜槍文代／演出：わたなべしんいち／絵コンテ：難波日登志／作画監督：高田耕一
第57話　脚本：月村了衛／演出：中村憲由／絵コンテ：坂田純一／作画監督：山本佐和子・加瀬政広
第58話　脚本：森保鉄志／演出：西山明樹彦／絵コンテ：今川泰宏／作画監督：進藤満尾

原作：寺沢大介（講談社「週刊少年マガジン」）／監督：今川泰宏／キャラクターデザイン：加瀬政広・毛利和昭／料理デザイン：河村佳江／チーフライター：城山 昇／演出チーフ：中村憲由・山口祐司／作画監督チーフ：加瀬政広／音楽：藤田大土／製作：テレビ東京・サンライズ　他

味吉陽一：高山みなみ／味吉法子：横尾まり／山岡みつ子：川浪葉子／山岡しげる：ならはしみき／垂目：龍田直樹／丸井善男：飯塚昭三／堺 一馬：鈴木みえ（現：一龍斎貞友）／コオロギ：神代知衣／小西和也：鈴置洋孝／味将軍：銀河万丈／味皇：藤本 護／ブラボーおじさん：石森達幸　他