誰がためにハラは鳴る

【6話収録】
■第7話「熱闘・ラーメン祭り」
　甲来軒のさっぱり味のスープに対し、陽一は豚骨を煮込んだこってり味で勝負する。スープの油っこさを打ち消すために陽一の考えた秘策、それはすりおろしたポンカンを練りこんだ麺と、油で焦がしたたっぷりのネギであった。（今日の料理／ラーメン）
■第8話「柔らかステーキの秘密」
　牛肉の展示即売会場でステーキコンテストに参加することを決めた陽一は、そこで１年前味皇料理会を除名された肉料理の天才・小西と出会った。コンテストで用意されるのは脂身のない赤身肉。陽一は何とかそれを肉汁の出る柔らかい肉に変えようと工夫をこらす。
■第9話「決着ステーキ・コンテスト」
肉を柔らかくする工夫はできたものの、大根おろしのソースでは肉と鉄板を冷ましてしまう。陽一は鉄板の一部に熱を保つボッチを用意して優勝を決めるが、敗北を認められない小西は審査委員長の味皇による不正があったと言い出す。（今日の料理／ステーキ）
■第10話「いわしグラタンは母の味」
いつも元気のない同級生・江川に対し陽一は料理をふるまう。迎えに来た料理研究家の江川の母と対立した陽一は、いわしグラタンによる料理勝負を行なうが、判定を任された江川はなぜか陽一ではなく母の手料理を選ぶ。（今日の料理／特製陽一式パイグラタン）
■第11話「味将軍からの挑戦状」
陽一は味皇グループと勢力を二分する味将軍グループに誘われる。味将軍には関わなるなという味皇の忠告を聞いた陽一だったが、自分の父親もまた味将軍から狙われていたことを知り、洋食屋トロイメライを味将軍グループの魔の手から守るために立ち上がる。
■第12話「究極の串焼きハンバーグ」
傘下に入らないトロイメライを潰そうとするジェネシスのシェフ・阿部は味将軍の右腕と呼ばれる男。陽一はジェネシスの打ち出すハンバーグフェアに対抗して、炭火で焼いた串焼きのハンバーグを作ろうとする。（今日の料理／陽一式パン包みハンバーグ）

製作年度：1987

第7話　 脚本：坂田義和／演出：山口祐司／絵コンテ：山口祐司／作画監督：岡迫亘弘
第8話　 脚本　丸尾みほ／演出：中村憲由／絵コンテ：坂田純一／作画監督：只野和子
第9話　 脚本　丸尾みほ／演出：山寺昭夫／絵コンテ：白土 武／作画監督：高田耕一
第10話　脚本　遠藤明範／演出：西山明樹彦／絵コンテ：今川泰宏／作画監督：加瀬政広
第11話　脚本　城山 昇／演出：鈴木幸雄／絵コンテ：鈴木幸雄／作画監督：石黒めぐむ
第12話　脚本　城山 昇／演出：西山明樹彦／絵コンテ：池田 成／作画監督：大久保修

原作：寺沢大介（講談社「週刊少年マガジン」）／監督：今川泰宏／キャラクターデザイン：加瀬政広・毛利和昭／料理デザイン：河村佳江／チーフライター：城山 昇／演出チーフ：中村憲由・山口祐司／作画監督チーフ：加瀬政広／音楽：藤田大土／製作：テレビ東京・サンライズ　他

味吉陽一：高山みなみ／味吉法子：横尾まり／山岡みつ子：川浪葉子／山岡しげる：ならはしみき／垂目：龍田直樹／丸井善男：飯塚昭三／堺 一馬：鈴木みえ（現：一龍斎貞友）／コオロギ：神代知衣／小西和也：鈴置洋孝／味将軍：銀河万丈／味皇：藤本 護／ブラボーおじさん：石森達幸　他