君は生き延びることができるか･･･

【TV版4話収録】
■第32話「強行突破作戦」
　ホワイトベースを待つ、かつてのシャアの副官ドレン大尉が指揮するキャメル艦隊。６機のドムを駆使するドレンの作戦により、戦場は混戦状態に陥るが、ついにガンダムのビームライフルがドレンの乗るムサイの艦橋を貫き、戦況は一気にアムロたちに傾く。ようやくシャアか到着したとき、すでにその宙域に残るのはキャメル艦隊の残骸のみ……。日増しに戦い慣れしていくホワイトベースに、シャアは強い戦慄を覚えていた。
■第33話「コンスコン強襲」
　中立コロニー・サイト６に到着した一行を待ち受けていた者、それはミライの婚約者カムランと、アムロの父テム・レイだった。しかしミライはカムランとの間に深い溝が生まれていること、そしてアムロは父が漂流中に酸素欠乏症に陥り、廃人になっていることを知る。驚愕のあまり走り去るアムロ。その後、コンスコン少将が率いる１２機のドムを撃破して見せた。彼の中に芽生え始めたもの、それは果して何なのか？
■第34話「宿命の出会い」
　父に別れを告げようと外出した途中、雨宿りに入った小屋で出会った少女に不思議な感覚を覚えたアムロは、帰り道に再びシャアと一緒にいたその少女と出会う。初めて対面したにもかかわらず、なぜかシャアの正体を悟るアムロ。そして待ち受けていたコンスコンの部隊を、アムロはまたも容易に全滅してみせる。彼自身も驚愕するほどに。その戦闘をＴＶで見て、ガンダムの勝利をシャアに予言した、この少女とは!?
■第35話「ソロモン攻略戦」
　ザビ家のひとりドスルが守る、宇宙におけるジオンの拠点のひとつ、宇宙要塞ソロモン。この要衝を舞台にした戦闘が幕を上げた。国力が疲弊しつつあるジオン軍に対して、圧倒的な物量を背景にした連邦軍は戦いを有利に展開、さらに新兵器ソーラーシステムを投入して戦場の帰趨を決定づける。しかし指揮官のドズルは敗北を悟りつつも、軍人の意地を賭て自ら巨大ＭＡビグ・ザムに乗り込み、最後の戦いを挑もうとしていた。

製作年度：1979

第32話　脚本：松崎健一／演出：関田 修／絵コンテ：斧谷 稔／作画監督：富沢和雄
第33話　脚本：山本 優／演出：貞光紳也／絵コンテ：斧谷 稔／作画監督：中和一夫
第34話　脚本：星山博之／演出：藤原良二
第35話　脚本：松崎健一／演出：久野 弘

企画：日本サンライズ(現：サンライズ)／原作：矢立 肇・富野喜幸(現：富野由悠季)／総監督：富野喜幸(現：富野由悠季)／キャラクターデザイン：安彦良和／メカニカルデザイン：大河原邦男／美術設定：中村光毅／音楽：渡辺岳夫・松山祐士（※松山祐士の「祐」は「示」＋「右」です）／ＯＰ「翔べ！ガンダム」／ＥＤ「永遠にアムロ」／歌：池田 鴻（キングレコード）／制作：名古屋ﾃﾚﾋﾞ・創通ｴｰｼﾞｪﾝｼｰ（現：創通）・日本サンライズ(現：サンライズ)　他

アムロ：古谷 徹／ブライト：鈴置洋孝／セイラ：井上 瑤／フラウ：鵜飼るみ子／ミライ：白石冬美／ハヤト：鈴木清信／カイ：古川登志夫／シャア：池田秀一／ナレーター：永井一郎　他