君は生き延びることができるか･･･

【TV版4話収録】
■第16話「セイラ出撃」
　中央アジアに入ったホワイトベースは、連邦軍の大反攻計画オデッサ作戦を側面から支援するように命令を受ける。しかし艦内には塩がない。そこで近くの塩湖に立ち寄るがそこで一行を待ち受けていたのは、ランバ・ラルの部隊であった。アムロは急ぎ出撃しようとするが、すでにガンダムのコクピットにはセイラが座っていた。彼女はジオン兵との接触を謀り、実の兄であるシャアの行方を確認しようとしていた。
■第17話「アムロ脱走」
　ブライトの命令を無視して、アムロは勝手にガンタンクで出撃する。しかしそこにランバ・ラルのグフが出現したため、危機に陥ってしまう。幸いにも仲間たちのお陰で大事に至らずには済んだものの、ブライトは慢心しているアムロに危険を感じ、彼をガンダムから降ろすことを考え始める。だが、その相談を偶然耳にしてしまったアムロは、自分が除け者にされていると思い込み、ガンダムに乗ってホワイトベースを降りてしまうのだった…。
■第18話「灼熱のアッザム・リーダー」
　脱走したアムロが見つけたもの、それはジオン軍の鉱山基地であった。それが数ある敵の基地のひとつでしかないことにも気付かず、勝手な思い込みからオデッサ作戦の目標だと信じて、ひとりで攻撃を始めるアムロ。しかし、そこには偶然ザビ家の長女キシリアと、その配下のマ・クベが訪れていた。移動砲台アッザムで、ガンダムを迎え撃つキシリアたち。放たれた強烈な攻撃兵器リーダーをかいくぐり、ガンダムはアッザムと対峙するが…。
■第19話「ランバ・ラル特攻！」
　アムロは相変わらず、砂漠をさまよっていた。そんな彼がソドンの街で出会った者、それは自分たちを追うランバ・ラルやハモンたちであった。警戒するアムロ。けれどもその人間味あふれる姿を目の当たりにしたとき、アムロは彼らを単なる敵ではなく、目指すべきものとして感じるようになっていく。そして戦闘…。切り裂かれたコクピットから互いの姿を目にしたとき、ラルは時代が変わりつつあることを認識し、アムロはラルを越えたいと口にするのであった。

製作年度：1979

第16話　脚本：山本優／演出：斧谷 稔／作画監督：青鉢芳信
第17話　脚本：松崎健一／演出：藤原良二／絵コンテ：斧谷 稔／作画監督：安彦良和
第18話　脚本：松崎健一／演出：貞光紳也／作画監督：中村一夫
第19話　脚本：星山博之／演出：行田 進／絵コンテ：斧谷 稔／作画監督：安彦良和

企画：日本サンライズ(現：サンライズ)／原作：矢立 肇・富野喜幸(現：富野由悠季)／総監督：富野喜幸(現：富野由悠季)／キャラクターデザイン：安彦良和／メカニカルデザイン：大河原邦男／美術設定：中村光毅／音楽：渡辺岳夫・松山祐士（※松山祐士の「祐」は「示」＋「右」です）／ＯＰ「翔べ！ガンダム」／ＥＤ「永遠にアムロ」／歌：池田 鴻（キングレコード）／制作：名古屋ﾃﾚﾋﾞ・創通ｴｰｼﾞｪﾝｼｰ（現：創通）・日本サンライズ(現：サンライズ)　他

アムロ：古谷 徹／ブライト：鈴置洋孝／セイラ：井上 瑤／フラウ：鵜飼るみ子／ミライ：白石冬美／リュウ：飯塚昭三／ハヤト：鈴木清信／カイ：古川登志夫／シャア：池田秀一／ナレーター：永井一郎　他