君は生き延びることができるか・・・

【TV版第5話～第8話収録】
■第5話「大気圏突入」
　随伴する巡洋艦サラミスとともに地球への降下を試みるホワイトベースの前に、３機のザクを従えたシャアが襲いかかる。戦闘可能時間は４分間。それを超えば、ザクといえども大気との摩擦で燃え尽きてしまうことを承知の上で…。ガンダムは必死の防戦を続けるが、深追いをしすぎでホワイトベースへの帰還に失敗、逃げ遅れたザクとともに地表に向けて降下することになってしまう。たちまち燃え尽きるザク。だがなんとガンダムは…!?
■第6話「ガルマ出撃す」
　ホワイトベースが降りたった場所、それはなんとジオンの勢力圏内である北米大陸であった。そこで彼らを待ち受けていたのは、ジオン公国を支配するサビ家の末弟ガルマが指揮する地球攻撃軍部隊…。なんとか最初の攻撃は凌ぐが、敵の力を目の当たりにして、一同は地球連邦軍本部までの道のりの遠さを思い知る。一方、シャアは友人であるガルマに迎えられていたが彼を見つめるシャアの瞳には、不気味な輝きか宿っていた。果たして、その意味とは…。
■第7話「コアファイター脱出せよ」
　アムロは連邦軍本部と連絡を取るために、艦のカタパルトを利用してコアファイターを弾道軌道に打ち上げることを提案、暴動を起こしかけた難民たちを後にして、自ら機体に乗り込む。しかしその意図を悟り、コムサイで緊急発進してきたシャアの迎撃に遭遇し計画は失敗、反転してホワイトベースに戻ったアムロはガンダムに換装して逆に攻撃に転じる。その様子と、ガルマから解析したガンダムの性能を聞かされてシャアは驚愕、基地に帰還するのだった。
■第8話「戦場は荒野」
　艦を降りたいと語る一部の難民たちのためにブライトは一時休戦を提案、ガルマも布陣の時間を稼ぐために同意する。難民の女性ペルシアは、ひとり息子を夫の故郷セントアンジェで育てたいとして降りたが、そこへ監視に当たっていたジオンの偵察機が襲来する地に伏せる親子。たが、ふたりの上に落下してきたものは救命ポットでしかも、撃墜された偵察機の乗員がペルシアに語った事実、それはあまりにも悲しい現実であった。

製作年度：1979

第5話　脚本：星山博之／演出：藤原良二／絵コンテ：斧谷 稔／作画監督：青鉢芳信
第6話　脚本：山本 優／演出：小鹿英吉／絵コンテ：山崎和男／作画監督：安彦良和
第7話　脚本：荒木芳久／演出：藤原良二／作画監督：安彦良和
第8話　脚本：松崎健一／演出：貞光紳也／作画監督：山崎和男

企画：日本サンライズ(現：サンライズ)／原作：矢立 肇・富野由悠季／総監督：富野由悠季／キャラクターデザイン：安彦良和／メカニカルデザイン：大河原邦男／美術設定：中村光毅／音楽：渡辺岳夫・松山祐士（※松山祐士の「祐」は「示」＋「右」です）／制作：名古屋テレビ・創通エージェンシー（現：創通）・日本サンライズ(現：サンライズ)　他

アムロ：古谷 徹／ブライト：鈴置洋孝／セイラ：井上 瑤／フラウ･ボゥ：鵜飼るみ子／ミライ：白石冬美／リュウ：飯塚昭三／ハヤト：鈴木清信／カイ：古川登志夫／シャア：池田秀一／ナレーター：永井一郎　他