素敵な学園プラムフィールドを舞台に繰り広げられるかわいい青春物語。

【4話収録】
■第25話「博物館を作ろう」
　足のケガが回復して、ようやくベッドから出られるようになったダン。ナンたちはダンのためにささやかなお祝いパーティーを開き、ローリーも駆けつける。ローリーは博物学への知識を深めたダンに図鑑を贈ると、プラムフィールドに博物館を作ることを提案する。子供たちは張りきって馬車小屋の改修に取りかかり、展示物にする珍しいものをそれぞれに持ち寄った。そこは「ローレンス博物館」と名付けられ、館長にはダンが任命されるのだった。
■第26話「泥棒は僕じゃない！」
　トミーが納屋の貯金箱にためた5ドルがなくなった。貯金箱の置き場所を知っていたことで、疑われてしまうナット。ナンも納屋に一人でいるナットを目撃していた。ベアは犯人が名のり出るまでは人を疑わないようにと話すが、プラムフィールドには不穏な空気が漂う。ネッドたちが陰口をたたく中、デーズィはナットを信じていた。その優しさに励まされるナットだが、トミーから「トミーバングズ商会を解散する」と告げられショックを受ける…。
■第27話「ひび割れた友情」
　事件から1週間たっても、ナットの疑いは晴れなかった。子供たちの中には「もしかしたら犯人はナットじゃないのかも」という思いが広がり、お互いへの不信感が募る。その様子に胸を痛めるジョー。ナットはアップルパイを作ってくれたデーズィに、心の中でトミーのお金を欲しがっていたことを打ち明ける。真犯人がダンではないかと疑うネッドは、そのことをナットに問いつめるが、怒ったダンに池へ放りこまれる。その夜、ダンが姿を消した…。
■第28話「告白の置き手紙」
　何事もなかったように帰ってきたダン。翌朝、テディが納屋で5ドルを見つけた。ナットの疑いは晴れるが、誰が5ドルを置いたのかは謎だった。そこへバート夫人からの包みが届く。中身はダンがローリーからもらった本だった。ダンは本を5ドルで売り、そのお金を納屋に置いたのだ。理由を話そうとしないダン。数日後、屋根から落ちそうになったジャックをダンが助ける。その一件の後、ジャックは手紙を残してプラムフィールドを出ていった…。

製作年度：1993

第25話　演出・絵コンテ：酒井伸次／作画監督：田中 穣
第26話　演出：楠葉宏三／絵コンテ：片渕須直／作画監督：松本 清
第27話　演出・絵コンテ：加賀 剛／作画監督：佐藤好春
第28話　演出：中西伸彰／絵コンテ：楠葉宏三、中西伸彰／作画監督：鷲田敏弥

原作：ルイザ・メイ・オルコット（「第三若草物語」より）／製作：本橋浩一／企画：清水賢治、大橋益之助、佐藤昭司／脚本：島田 満／音楽：デービッド・シービルズ／キャラクターデザイン：佐藤好春／美術設定：伊藤主計／美術監督：川口正明／録音監督：藤野貞義／プロデューサー：鈴木吉弘、中島順三／プロデューサー補：田中真津美／監督：楠葉宏三／制作：日本アニメーション、フジテレビ

ナン：松倉羽鶴／ジョー：山田栄子／ベア先生：秋元羊介／ダン：林 延年（現：神奈延年）／ナット：池上麻里子／トミー：高山みなみ／デミ：山田恭子／デーズィ：荒木香恵／スタッフィ：佐藤智恵／ネッド：愛河里花子／ジャック：柏倉つとむ／ロブ：渕崎ゆり子／テディ：南 杏子／ローリー：飛田展男