素敵な学園プラムフィールドを舞台に繰り広げられるかわいい青春物語。

【4話収録】
■第17話「さよならダン」
　炎に包まれたトミーとデミの部屋。駆けつけたダンは、泣き叫び二人を救い出す。ジョーやサイラスの消火作業で、なんとか火事は治まるが、子供たちの精神的なショックは大きかった。原因がダンにあると知ったジョーもまた同じだった。帰宅したベアは何も言わず、みんなに焼跡の片づけを命じる。ダンを必死にかばおうとするナン。しかし、ベアはダンを友人のページさんのもとに預けることを決意する。それは、ダン自身のためでもあった…。
■第18話「ママがやって来た」
　ページさんからダンの様子を知らせる手紙が届いた。その内容にみんなが興味津々でいる中、スタッフィだけは部屋で一人、お菓子を食べていた。最近ますます太ってきたスタッフィを、運動させようとするナンたち。ところが、そのことを大げさに「いじめられている」と書いた手紙を読んで、スタッフィの母親シルビアが怒鳴りこんできた。スタッフィを甘やかすシルビアと口諭になるジョー。シルビアはスタッフィを家へ連れて帰ろうとするが…。
■第19話「舞踏会へようこそ」
　ナンとデーズィから舞踏会の招待状をもらったトミー、ナット、デミ。三人はごちそうにつられ、紳士を気取って出席する。おめかしして歓迎するナンとデーズィ。舞踏会は順調に進んでいたが、お菓子をつまみ食いしようとしたトミーのせいでメチャクチャになってしまう。ジョーは三人に「女の子と口をきいてはいけない」罰を与える。次第に罰の重さを感じ始めた三人は、ベアのアドバイスで、ジョーとナンとデーズィをあるパーティーに招待する。
■第20話「大きくなったら何になる？」
　将来の夢を語り合う子供たち。ナットはバイオリニスト、デーズィは素敵な母親、トミーは億万長者。そして、ナンは「おとといまでは消防士、今は汽車の機関助手！」だった。大笑いするみんなをよそに、ナンは部屋のストーブで石炭入れの練習をする。やがて、それに飽き足らなくなると、本物の機関車に乗るために街へ一目散。これにはジョーも大あわて。ナンが潜りこんだ機関車は、そうとは知らずに走り出してしまった。ジョーは馬車で後を追うが…!?

製作年度：1993

第17話　演出・絵コンテ：加賀 剛／作画監督：佐藤好春
第18話　演出：中西伸彰／絵コンテ：片渕須直／作画監督：松本 清
第19話　演出：中西伸彰／絵コンテ：楠葉宏三、中西伸彰／作画監督：鷲田敏弥
第20話　演出：加賀 剛／絵コンテ：片渕須直／作画監督：佐藤好春

原作：ルイザ・メイ・オルコット（「第三若草物語」より）／製作：本橋浩一／企画：清水賢治、大橋益之助、佐藤昭司／脚本：島田 満／音楽：デービッド・シービルズ／キャラクターデザイン：佐藤好春／美術設定：伊藤主計／美術監督：川口正明／録音監督：藤野貞義／プロデューサー：鈴木吉弘、中島順三／プロデューサー補：田中真津美／監督：楠葉宏三／制作：日本アニメーション、フジテレビ

ナン：松倉羽鶴／ジョー：山田栄子／ベア先生：秋元羊介／ダン：林 延年（現：神奈延年）／ナット：池上麻里子／トミー：高山みなみ／デミ：山田恭子／デーズィ：荒木香恵／フランツ：森川智之／エミル：露崎照久（#20より結城比呂に改名）／スタッフィ：佐藤智恵／ネッド：愛河里花子／ジャック：柏倉つとむ／テディ：南 杏子