【３話収録】
　「人が人らしく生きること」を理想とする青年士官シロー・アマダ。純粋な心を持つ彼の行動は、０８小隊の仲間や、敵であるジオンの兵士アイナの心を動かしていく。いつ果てるともわからない激しい戦闘の中で、彼らは何を見い出すのか…!?

■第10話「震える山（前編）」
　連邦軍はジオンの新型ＭＡ（アプサラス）基地の撃滅作戦に入った。オデッサでの敗北以後、地球からの撤退を余儀なくされていたジオン軍。アプサラス基地もその例外ではなくギニアスを説得したアイナを中心に、脱出準備が進められていた。しかし、ここに来ての連邦の執拗な攻撃に、退路は次々に閉ざされていく。アイナを見守ってきたノリスは、ある決意を秘め脱出ルートを確保するため単身グフで出撃。シロー率いる08小隊との交戦に入るのだった。
■第11話(最終話)「震える山（後編）」
　ついにアプサラスが動き出した。大口径の主砲から撃たれたビームは大地を穿ち、連邦軍を震え上がらせる。それは一時休戦を連邦軍に承認させるためのアイナの作戦だった。しかしギニアスが、待機している連邦軍のモビルスーツを次々と破壊し、連邦軍は報復としてジオンの病院船を撃墜。アイナは怒りで我を忘れ、アプサラスの主砲のﾄﾘｶﾞｰに指をかける。その時、彼女の前にシローが乗るｶﾞﾝﾀﾞﾑEz8が現れて……。
■「ラスト・リゾート」
　壮絶なラストの“その後”を描く、「08小隊」のエピローグ・スペシャル編！
　地球連邦とジオン共和国の間で終戦協定が結ばれた宇宙世紀0080。終戦と同時に連邦軍を退役したミケルは、キキとともにシローの生死を確認する旅に出る。途中、二人はジャングルに墜落した一機のコムサイに遭遇し、そこで何者かが生活していた痕跡を発見する。同機内をくわしく調べると「ドクターフラナガン」と書かれたファイルと、連邦軍、ジオン軍双方の認識票が出てくる。不審に思ったキキは嫌がるミケルをよそに、周辺の探索を開始しようとするが、ジオン軍服を着た少年達に寝込みを襲われ、二人は捕まってしまう。果たしてこの少年たちは何者なのか？謎の人物「ドクターフラナガン」とは？そして二人はシローに出会うことが出来るのか？

製作年度：1998-1999

第10話　脚本：北嶋博明／脚本原案：桶谷 顕／演出：森 邦宏／絵ｺﾝﾃ：飯田馬之介／総作画監督：杉浦幸次
第11話　脚本：北嶋博明／脚本原案：桶谷 顕／演出：山田弘和／絵ｺﾝﾃ：飯田馬之介／作画監督：杉浦幸次
「ﾗｽﾄ・ﾘｿﾞｰﾄ」　脚本：北嶋博明／演出：安東信悦／絵コンテ：森 邦宏、仕舞屋 鉄／作画監督：佐藤 淳

企画：サンライズ／原作：矢立 肇、富野由悠季／キャラクターデザイン：川元利浩／メカニカルデザイン：大河原邦男、カトキハジメ、山根公利／美術監督：池田繁美／撮影監督：谷口久美子／音楽：田中公平／音響監督：浦上靖夫／監督：飯田馬之介(#10･#11)、森 邦宏＆仕舞屋 鉄(ﾗｽﾄ・ﾘｿﾞｰﾄ)／制作：サンライズ　他

シロー：檜山修之／アイナ：井上喜久子／ミケル：結城比呂／カレン：小山茉美／サンダースJr：玄田哲章／エレドア：藤原啓治／キキ：西村ちなみ／ギニアス：速水 奨／ノリス：市川 治／コジマ：藤本 譲／イーサン：永井一郎　他