【4話収録】
■第28話「忍びよる影」
　ようやくベルディングスビルに帰ってきたポリアンナ。駅前ではジミーや街の人々が、出迎えのセレモニーを開いてくれた。一週間後、ボストンの病院へのリハビリ通いが始まる。しかし、チルトンの診療所を手伝っていたパレーは、ポリアンナに付き添うことで疲労がたまっていた。見かねたデラは、ボストンの姉の家にポリアンナを滞在させることを提案。ポリアンナが、心を病んだ姉の特効薬になってくれたら…と願ってのことだった。
■第29話「さよなら！ベルディングスビル」
　ついにパレーが倒れてしまった。自分のせいだと心を痛めるポリアンナに、チルトンはデラの姉の家から病院へ通うという提案を話す。心を病んだ人の家へ行かせることにパレーは不安を感じていたが、ポリアンナは大喜びでその話を受け入れる。一方、ポリアンナのボストン行きを知ったジミーは、寂しさから意地になり、ポリアンナと喧嘩してしまう。しかし、ボストンへ向かう列車に乗ったポリアンナを、馬に乗って見送るジミーの姿があった…。
■第30話「大都会ボストンの生活」
　ボストンへ到着したポリアンナは、デラの姉・カリウ夫人の車や屋敷の立派さに驚く。屋敷の中も見たことがないほど素晴らしいものばかりで、何よりポリアンナを感激させたのは、カリウ夫人の美しさだった。一人で静かに暮らしたいカリウ夫人はデラに不満をこぼすが、デラはポリアンナが姉の気分を明るくしてくれることを願い、屋敷を去る。そんなカリウ夫人も、部屋を訪ねてきたポリアンナのペースに、早速のせられてしまうのだった。
■第31話「チップマックがいない！」
　屋敷の外に出しておいたチップマックがいないことに気づくポリアンナ。メイドのメアリに捜してくれるよう頼んで病院へ出かけるが、帰ったあともまだ見つかっていなかった。心配になったポリアンナは屋敷を抜け出し、一人でチップマックを捜しに行く。ボストンの街には野生のリスがたくさんいたが、チップマックの姿は一向に見えない。街の人々に話しかけても、無視されるばかり。気がつくと、ポリアンナは道に迷ってしまっていた…。

製作年度：1986

第28話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：矢沢則夫
第29話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：片渕須直
第30話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：楠葉宏三
第31話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：矢沢則夫

原作：エレナ・ホグマン・ポーター（「少女パレアナ」「パレアナの青春」より）／製作：本橋浩一／製作管理：高桑 充／企画：久保田栄一、佐藤昭司／音楽：小六禮次郎／キャラクターデザイン・作画監督：佐藤好春／美術監督：川井 憲／プロデューサー：石川泰平、中島順三／監督：楠葉宏三／制作：日本アニメーション、フジテレビ

ポリアンナ：堀江美都子／パレー：野沢雅子／ジミー：山田栄子／チルトン：田中秀幸／カリウ夫人：池田昌子／デラ：吉田理保子／メアリ：安達 忍／ナレーター：中西妙子