【4話収録】
■第38話「おそろしい出来事」
　村には、化物屋敷と呼ばれる廃虚がある。子供は誰も入った事がないという廃虚に、夜中に入って化物を捕まえてやる！ ……なんて、僕はベッキーに約束してしまった。真夜中、ハックと出かけた僕は、墓場でインジャン・ジョーたちの姿を見かけた。何やら墓を暴いているらしい。側にいるのは医者のロビンソン先生だ。そのうち、何かもめ出したインジャンは先生の胸にナイフを突き立てた！
■第39話「良心の痛み」
　墓場の出来事を、僕とハックは絶対秘密にする約束をした。もし本当の事を保安官に話したとして、もしインジャンが縛り首にならなかったら……僕らは殺されてしまうからだ！ 僕とハックは夕べの事を必死に忘れようとした。でも、どうしても恐怖から逃れる事が出来ない……。そして、ついにマフが保安官に捕まった。僕たちは牢屋に入ったマフの様子が気になって、見に行ったんだけど……。
■第40話「マフ・ポッターの裁判」
　毎晩のように、インジャンに追いかけられる夢にうなされる僕……。マフの裁判が開かれる日も決まった。村の大人たちは、マフがどんなに酷い人間かうわさしてる。でも…でも、僕とハックは真実を知っている。どんなにインジャンがウソをついても、真実を知っているんだ！ 牢屋で落ち込むマフに同情した僕たちは、誓いを破って真実を話す決心をした。裁判の当日、僕たちが取った方法とは……。
■第41話「インジャン・ジョーの行方」
　裁判で僕はマフの無罪を証言した。僕はまた村の英雄になっちゃったけど、インジャンは法廷から逃げ出し、結局捕まらずにいた。インジャンの復讐におびえる僕たち…。保安官はセントルイスから探偵を呼ぶ事にした。インジャンを捕まえるためだ。早くインジャンを捕まえて欲しくて、僕はいろいろと話をしてみたんだけど、その探偵さん…何か頼りない。本当にこの人、探偵なのかな？

製作年度：1980

第38話　脚本：宮崎 晃／絵コンテ：腰 繁男／作画監督：こさこ吉重
第39話　脚本：宮崎 晃／絵コンテ：鈴木孝義／作画監督：後上義隆
第40話　脚本：宮崎 晃／絵コンテ：横田和善／作画監督：こさこ吉重、桜井美知代
第41話　脚本：宮崎 晃／絵コンテ：竹田のびる／作画監督：高野 登

原作：マーク・トウェイン／製作：本橋浩一／製作管理：高桑 充／企画：佐藤昭司／音楽：服部克久／キャラクターデザイン：関 修一／美術監督：阿部泰三郎／プロデューサー：松土隆二／演出：斉藤 博／制作：日本アニメーション、フジテレビ

トム：野沢雅子／ハック：青木和代／ベッキー：潘 恵子／ベン：峰あつ子／ポリーおばさん：遠藤 晴／シッド：白川澄子／メアリー：小沢かほる／インジャン・ジョー：蟹江栄司／マフ・ポッター：峰 恵研／コリンズ保安官：鈴木泰明